商工会議所の採用試験で実際に書いて合格した小論文を記載します。面接での受け答えも記載するので転職時の参考にどうぞ。

プチ自慢
スポンサーリンク

商工会議所の採用試験で実際に書いて合格した小論文を記載します。面接での受け答えも記載するので転職時の参考にどうぞ。

私が申し込んだのは商工会議所の中途採用の募集です。

ですが新卒の採用の際でも参考になる内容だと思います。

商工会議所で働いてみたい、商工会議所の採用試験に申し込んだ、

という方は一読してもらうと実際の試験をイメージしやすいのでははないかと思います。

ちなみに、私が今回の商工会議所の採用試験の存在を知ったのは採用試験の半月前です。

以降の事前準備等はその半月の間に行った作業です。

ちなみにその当時、私は普通に一般企業にてサラリーマンとして働いており

仕事の日は一日平均10時間労働でした。

仕事の日は家に帰ってからの1時間を採用試験対策にあて、

休みの日は5時間ほどを対策にあてていました。

スポンサーリンク

筆記試験の事前準備でしておいたこと

当然のことながら、履歴書、職務経歴書はしっかりと書いて提出しておきましょう。

これも至極当然のことながら、自分の最大限の綺麗な字で、期限には余裕をもって提出しましょう。

履歴書、職務経歴書の書き方などは他サイトなどで多数紹介されています。

一般的な書き方に私も従って書いていただけなので、詳細は割愛させていただきます。

一般常識試験の対策として行っていたこと

筆記試験としてどのようなものが出題されるのか、詳細までは教えてもらえていなかったので、

私はSPIの対策問題集を1冊こなしておきました。

具体的にはこれを1周解きましたね。

就職試験 これだけ覚えるSPI高得点のコツ ’22年版 [ 阪東 恭一 ]

価格:660円
(2021/5/15 14:25時点)
感想(0件)

大学の就活時点で1回がっつり対策していましたし、案外さらっと解くことができました。

脳トレみたいで久しぶりにやると案外面白かったりしましたね。

価格も安くて本も薄く問題数も多くはないのでサクサク進めることができました。

小論文を作りこんでおく

第一次試験として小論文も実施されるということは事前に告知されていました。

しかし、具体的なテーマ、文字数などはまったくわからない状態です。

私、自慢ではないのですが、作文だとか小論文だとか大っ嫌いなんですよね。

なにかテーマを与えられて、制限時間内にそのテーマにそって文章を書ききるなんて高等技術、私には到底できないという自信がありました。

なので、とりあえずもう一度ちゃんと小論文の勉強をし直してみようということでこれまた参考書を購入し一通り読みました。具体的にはこの本を読みました。

改訂版 何を書けばいいかわからない人のための 小論文のオキテ55 [ 鈴木 鋭智 ]

価格:1,100円
(2021/5/15 14:37時点)
感想(0件)

小論文の勉強をちゃんとしたことなかった私にとってはなかなか勉強になる本でしたね。

問題提起 → 原因分析 → 解決策

というこの小論文では定番の構成すらも理解出来ていませんでした。

問題提起 → 原因分析 → 解決策

この構成すらも知らない、という人は上記の本は読んでおくことをオススメします。

なんか書けそうな自信が手に入れられると思います。

この参考書を一通り読み終わった後、私は改めて考えました。

「とは言え、参考書よんだくらいでいきなり小論文かけるようになるような甘い世界じゃないよな」

と。

なので私が実行したのは

実際にテーマを想像して事前に書いておいて、それを暗記して本番に挑もう

という作戦ですね。

文字数は800字か1200字のどちらかのパターンが多いようだったので、

私は800字と想定することにしました。

テーマもどんなものが出されるのかも検討がつかないので、ネット上で過去に商工会議所の採用試験で出された小論文のテーマを調べまくりました。

その中で多かったのが、

・商工会議所に求められること

・地域の経済について

・ネット社会について

というテーマでした。

ならば、これらの要素を全部含んだ状態の小論文を1つ書き上げようということに決めました。

これであれば、上記のどれかのテーマが出題されればどれがきても同じものを書けると。

我ながらいい作戦だなと。

この原稿作りにとりかかったのですが、小論文の作成に慣れていない私は1週間くらいかけて1つの小論文を書き上げました。

そして完成させたものがこちらです。

 現在の日本では地域の若い世代が進学や就職などのタイミングで都会へ転出することが多い。さらに、コロナ禍による景気悪化、後継ぎ不足などにより、事業を断念せざるを得なくなっている事業者も増えている。今後、若い世代が働く場所を増やし街の活性化につなげていくことは重要で、そのために、次のようなことに取り組むべきではないだろうか。

 まず、事業を開始しやすい環境を作ることである。事業を開始しようとする際に不安になるのが、いい場所が見つかるかどうかという問題だ。地域では、人手不足やコロナ禍による景気悪化などの影響を受け、空き店舗が目立つところも多い。良質な空き店舗を行政や団体、企業が借り上げ、事業者向けに安く貸し出す仕組みを作ったりして働く場が増えるよう手助けしていくべきだ。また地域の企業を中心とした就職企業説明会の開催、あるいは創業希望者向けの助成金制度の紹介などのサポートも充実させていく必要がある。

 さらに、インターネットの積極的な活用も欠かせない。ホームページの制作、SNSによる宣伝、ネットショップの活用など、より多くの人に事業を知ってもらうためにはインターネットは大変重要な手段の一つだ。しかし、インターネットのサービスを利用するには専門的な知識が必要になることも多い。なので、地域でセミナーを開催するなど、地域の事業者のインターネット活用を後押しできるような体制を整えていくことも大切だ。

 地域が将来にわたって活力を保つために、若い世代の働き手を増やしていくことは重要な課題だ。地域の行政、団体、企業が協力してこうした施策に積極的に取り組んでいくべきである。

問題提起 → 原因分析 → 解決策 という流れで書けているか、と言われると

書けていない気もするのですが、自分なりにわりといい内容の小論文が書けたのではないかと思っています。

大学の教授などに採点してもらうと減点される部分は多いにあるとは思いますが、

相手はいうてもただの団体職員。そこまで小論文にめちゃくちゃ詳しいわけでも精通しているわけでもないと考え、上記の内容で充分であると判断しました。

原文が完成したので残すは暗記作業です。

今回は暗記作業に1週間くらいを要しました。

小論文の原稿自体はパソコンのWordにて作成していたのですが、

紙の原稿用紙に累計7回ほどは手で書きました。

そして音読を、、、そうですね、、、100回は読んでるでしょうね。

とにかく、読んで読んで読みまくりました。自分自身で作成した小論文を。

その後、暗記できてるかテストを自分自身でおこない、

何も見ずになんとなく全体的に説明できるくらいになったことを確認し、

何も見ずにパソコンのWordソフトに入力し、入力し終わった後、原文と照らし合わせる、

という作業をひたすらひたすら繰り返していました。

しかしここまでして、もし、本番でまったく違うテーマが出題されたら・・・?

その時は、自分に運がなかったということで、その場でできる限りを尽くして玉砕覚悟という気持ちでしたね。

以上が私の事前対策として行ったことです。

そしていよいよ本番の第一次筆記試験へ

当日の会場につくと20人ほどの人数がいました。

今回の採用人数は1人。

倍率としては1/20。決して簡単な数字ではないです。

周りを見渡してみると女性6割、男性4割ほどでした。

ただ、私の印象としては、失礼ながら

「そんなスペック高そうなやついないな、、、」

という印象を受けたのでこの採用いけんじゃね??と

思ってしまいましたね。

そして緊張はした状態のまま、採用担当者の方から受験者に説明が入り、

第一次採用試験が始まりました。

一般常識

まず、最初が一般常識筆記試験。

SPIの問題集を1冊やってきたので自信はあったのですが、

SPIの問題が役にたったのは全体の4割ほどでした。

問題としては用語の穴埋め問題や、計算問題がありました。

用語の穴埋めとしては金融などに関するワードが多かったですかね。

キャッシュフローだとか、貸借対照表だとか。

簿記3級の資格推奨と募集要項に書いてもありましたし

商工会議所の筆記試験対策としては、簿記3級の試験対策をしておく方がよかったですね。

しかしまぁ、あらかた解くことができました。

小論文

そして続きまして小論文です。

懸念事項としては、私が想定しているテーマとまったく違うテーマが出た場合です。

ドキドキしながらテーマを確認しました。

「地域社会のためにできることとして、商工会議所にはどのような課題があるか、あなたの考えを書きなさい」

こんな内容でした。

ドンピシャですよ。えぇ。完全に私の先読み勝ちですよ、採用担当の皆様。

と自分自身のテンションが高くなっていたことを覚えています。

さすがに何度も読み返し、何度も書きまくった小論文だったので、

サラサラ書き出すことができました。

小論文の参考書には

「いきなり書き出すようなことはやめましょう。まずは文章の構成をじっくり考えましょう」

と書いてあります。

しかしその時の私はもう、ほんとロケットスタートですね。

その会場にいた誰よりも早くガリガリシャーペンで書いていた自信があります。

しかし、覚えていたとしても書き間違えたり、字が汚くなってしまったりで

書き直しなどをしていると案外時間がなくなってしまいました。

なんとか私は書き上げましたが、他の人はその場で考え、その場で考えたことを書いているんだと思うと

他の人は優秀だなぁとほんと感じました。

仮に、私が事前に暗記してきていなかったとしたら、

私は制限時間内に文字数を埋めることすら危ぶまれたかもしれません。

後日、私のもとには第一次試験の合格通知が送られてきました。

私の面接時間と、当日の全体時間から計算すると、5人です。

第二次試験に進むことができたのは間違いなく5人でした。

この時点で1/4に選ばれることができました。

残すは面接のみです。

面接試験の事前準備でしておいたこと

面接の事前準備としては、正直あまり準備しませんでした。

面接はその人の人となりが評価されるので、こればっかりはもう悪あがきはきかないものだと思っています。

ただ、質問事項を想定して、解答をあらかじめ用意しておくくらいはできるので簡単には用意しておきました。

用意していた具体的な項目としては

・志望理由

・現在の仕事内容

・前職を辞めた理由

・現職を選んだ理由

・今後商工会議所でやってみたいこと

・資格について

です。

あとはその場で考えて答えようと思っていました。

頂上決戦、最後の第二次試験面接へ

そしていよいよ面接がやってきました。

私が想定していたのは

若い人事担当1人、人事部部長1人。

このくらいの人たちとの面接であろうと想定してみました。

しかし、実際に面接室のドアを開けると、、、

50代~60代のいかにも重役そうなおじ様が3人、いかにもエリートですというような30代くらいの男女が2人、合計5人が長机に座られていました。

この時点での私の正直な感想とすると

うわ、ガチやん。思ってたんと全然ちゃうやん。

です。

座るやいなや、質問攻めが始まりました。

以下聞かれた項目、私が答えた内容を記載しておきます。

志望理由は

現在の仕事でパソコンは日に8時間以上は操作しています。なのでパソコン操作には慣れていますので、事務処理などでは即戦力としてお役に立てるのではないかと考えています。また、店舗の店長もしていたという経験もあります。店舗を経営する大変さなどは身に染みて経験しているので、事業者様の立場にたってある程度考えることもできるのではないかとも思っています。これらの経験を生かすことができるのではないかと考え、今回応募させていただきました。

他にもいろいろお仕事がある中で何故、商工会議所を選ばれたのですか

(うわ~掘り下げてくるなぁ、そんな掘り下げてくる想定してないし、、、)

店舗の責任者を経験していましたので、売上が上がらない苦しみなどは経験しています。このコロナ禍の状態で、地域の事業者様も苦しんでいる方が多いと思います。〇〇市の景況調査も拝見しましたが、少しづつは回復していってはいるというものの、今後も苦しい状況が続くと予想されます。地域の事業者様を手助けできる仕事をしたいと考えていたので今回応募させていただきました。

↑振り返ると全然理屈が通っていないですね(笑)

〇月〇日採用という日程は問題ないか

(いや、正直そこはこっちもネックなんよね、今日から採用日まで半月しかないし。今の会社の就業規則には1か月前には辞める意思を伝えろって書いてあるし、、、)

はい、大丈夫だと思います!

長所3点、短所1点

(大学の就活んときはこんなん考えてたなぁ~なつかし。けどまったく準備してなかった)

↓スラスラとは言えませんでした。それぞれ喋りだすまえに2秒ほどフリーズして考えてます。

【長所】

1つめは慎重であるということです。日々のデータ入力では何度も再チェックしています。

2つめは誠実であるということです。人から注意を受けたさいは素直に受け止めます。

3つめは体力があるということです。マラソンが趣味です。(2年前まではね(笑))

【短所】

自分の意見を押しきるのが苦手です。

社会人になってから学んだこと何か1つ

(知らんがな、ちゃんと考えたこともないし)

やりとりは口頭ではなく、できる限り文章にして履歴を残すようにするほうが後々こまらない、ということです。口頭での言った言ってないということによるトラブルは過去にも何度も経験しています。履歴を残し後から証拠として提示することができる状態にしておくということが大切だと学びました。

今の会社を辞めることによって今の会社に影響はないか

(いや影響はあるやろ)

引継ぎはしっかり行いますので、影響はありません。

↑てかそもそも残り半月で引継ぎしきれる仕事のほうが少なくない?

円満に辞めることができるか

引継ぎはしっかりと行うので問題はないと思います。

現在の職場での人間関係も問題はありません。

多くの色々な人達とか関わる仕事になるが問題はないか

(正直人見知りの性格からすると、そもそも向いている仕事ではないとは自分でも思ってますよ)

前職で店舗責任者をしていた際は一般のお客様対応をしていましたし、現職では他企業様とも仕事をしています。多くの人と関わっていくこと自体に問題はないと思っています。

↑できるなら人とは会わない仕事をやっぱりしたいものですよね

家族には了承を得ているか

はい、今日も奥さんに「頑張っておいで!」と送り出されています。

家族には相談したうえで今回応募させてもらっています。

最終結果

残念ながらお祈り文とともに履歴書が返送されてきました。

今回は正直いけると思ってたんですけどね。

頑張って準備もしたつもりでしたし、本気で転職するつもりで挑んでいましたから。

悔しいか、悔しくないか、と問われると当然悔しいです。

ただ、準備としても自分なりに満足なくらい準備しましたしベストは尽くせたと思います。

今回で一番自分で自画自賛したい部分としては

実際にテーマを想像して事前に書いておいて、それを暗記して本番に挑もう

という作戦はバッチリでしたね。他の人にもほんとおススメできる戦法だと思います。

まぁやるだけはやったんで、しょうがないですね。

ご縁がなかったということで今回はきっぱり諦めました。

とりあえず、現職の仕事を引き続き頑張りつつ、他にもいい求人が世の中に出ていないか気楽に探していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

商工会議所を志望している方いらっしゃいましたら少しでも参考にしていただけたら幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました